【神奈川】鎌倉の夏の風物詩「ぼんぼり祭」が、鎌倉市の鶴岡八幡宮で6～9日に開かれる。このほど、ぼんぼりに描かれた書画が報道陣に公開された。
祭りは、鎌倉ゆかりの著名人らに描いてもらった書画をぼんぼりに仕立て、境内に掲げる。1938年に始まったが、当初は夏の海水浴客に鎌倉の文化にふれてもらうのがねらいだったという。戦時中の中止を除いて毎夏、催されている。
書画はゆかりのある人に神社側が依頼しており、北条時行の生涯を描いた漫画「逃げ上手の若君」の作者、松井優征さんや解剖学者養老孟司さんら著名人の書画もある。期間中、毎日日没から午後9時まで明かりがともされる。鶴岡八幡宮の担当者は「明かりがともると味わいが違うので、昼夜両方のぼんぼりを見に来て欲しい」と話している。（井石栄司）
